私たちについて

私たちは地球のサステナブルな未来を創造します

私たちは、社会の持続的な発展を目指す学際的な研究・調査および研究成果の事業化を行い、社会の発展および学術の振興に寄与することを目的した組織です。

今日の社会において、持続可能な発展(開発)を目指す取り組みは、市民としての責務となっていると言っても過言ではありません。2015年の国連サミットで持続可能な開発目標(SDGs)が掲げられました。SDGsは、誰一人として取り残さないことを国際目標として誓っています。SDGsは、17のゴールを設定しており、貧困、飢餓、保険、教育、ジェンダー、水・衛生、エネルギー、経済成長と雇用、インフラ・産業・イノベーション、不平等、持続可能な都市、持続可能な消費と生産、気候変動、陸上資源、平和、そして実施手段と非常に広範な目標が設定されています。

これらのゴールには、営利企業が取り組むべき大掛かりな目標もあれば、非営利組織やソーシャル・ビジネスによって達成されるべき目標もあります。また、市民一人ひとりが自覚すべき問題も山積しております。しかし、市民のこれらの問題に対する認識は未だ低いと言わざるを得ません。また、認識しても行動に移す手段を持たない方も多いのが現状です。
 日本国内に目を向ければ、都市部に人口が集中するとともに、農業従事者の高齢化が進み、後継者問題が解決できずに農業従事者の人口減少がみられます。さらに、個人農家の経営者意識が低いという問題もあり経営者教育の必要性もみられます。こうした問題の解決にあたっては、農家が代々守ってきた土地であるとの意識が強く、営利企業による経営の主導権を集中させるような大規模なテコ入れは難しい状況にあります。そのため、非営利組織として、小規模農家が農業経営者として自立した経営が出来るように寄り添った支援を提供していくことが必要です。
 日本国外に目を向ければ、開発途上国では、貧困が子どもの教育機会の喪失を招き、それが世代を超えて負の連鎖につながっています。この問題には、多くの国や組織が問題解決に向けて取り組んでいますが、本当の意味で解決につながる活動は少ないのが現状です。その原因は、提供型の支援が非常に多いことにあります。貧困から抜け出すためには、市場経済の仕組みのなかで経済的な自立を促すような継続的な支援が必要となります。そのためには、現地での専門知識の教育・指導が必要になります。また、貧困の問題は、子どもに対する教育が十分に担保されることにより、真の意味で実現することになります。

活動内容

GSIJは、2016年にサステナビリティに関する研究をする団体として発足し、交流会、研究会を重ねてまいりました。

おもに、学問的な基礎研究に加え、新潟県佐渡市の自然やコミュニティの保護、農業の活性化、在日外国人の生活やコミュニティの改善に関する議論を蓄積してきました。

そして、2020年に研究の成果を事業化することを目指し、法人を設立することを決定し、2021年2月に特定非営利活動法人を設立しました。